日本大百科全書(ニッポニカ) 「ライオンタマリン」の意味・わかりやすい解説 ライオンタマリンらいおんたまりんlion tamarin[学] Leonthopithecus rosalia 哺乳(ほにゅう)綱霊長目マーモセット科の動物。1属1種。頭部と肩にライオンのたてがみのような長い毛をもつ。3亜種が認められており、ゴールデンライオンタマリンは全身を黄金色の長く美しい毛で覆われ、他の2亜種は黄金色と黒色の部分が互いに混在する。マーモセット、タマリンよりやや大きい。かつてはブラジル南東部の海岸森林に広く生息していたが、森林開発と乱獲によって激減し、現在ではわずか3か所に局在してみられるにすぎない。果実、虫食性である。数頭の小集団で生活する。[西邨顕達] ゴールデンライオンタマリン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例