ライフサイクルエネルギー(その他表記)life-cycle energy

デジタル大辞泉 の解説

ライフサイクル‐エネルギー

lifecycle energyから》ある製品が作られ、輸送・販売されて、使われ、廃棄されるまで、つまり製品の一生涯ライフサイクル)に消費するエネルギー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ライフサイクル・エネルギー
life-cycle energy

機器の全寿命期間中に直接・間接に費やされたエネルギーの総量をいう。たとえば家庭用のエアコンについて,冷房暖房に直接利用したエネルギーだけでなく,エアコン自体を製造するのに要したエネルギーも考慮する。直接利用したエネルギー量の測定は困難ではないが,製造品は複雑多岐にわたる生産工程を経ているため,後者のエネルギー量の算定には困難が伴う。そこで単純化した生産システムをモデルとして想定して算出することが多い。一つのモデル家庭を対象として試算された例によれば,住宅自動車の生産に投入されたエネルギーを加えると暖房・給湯照明・自動車などに直接使用したエネルギーの約 6.7倍のエネルギーが,1年間に費やされていることになる。

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