ラジシャヒ(読み)らじしゃひ(その他表記)Rajshahi

デジタル大辞泉 「ラジシャヒ」の意味・読み・例文・類語

ラジシャヒ(Rajshahi)

バングラデシュ西部の都市インドとの国境近くガンジス川パドマ川沿いに位置する。同国第4の規模をもつ。英国統治時代、東インド会社により絹の貿易拠点となり、のちに地方行政府が置かれた。現在も絹織物産地であり、ジュート、米、サトウキビなどの集散地となっている。ラッシャヒ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラジシャヒ」の意味・わかりやすい解説

ラジシャヒ
らじしゃひ
Rajshahi

バングラデシュ西端部、ガンジス川左岸の都市。人口71万2400(2003推計)。同国第4位の都市である。古くから絹織物の産地として知られ、ムガル帝国時代にはこの付近政治の中心地であった。現在はジュート、米、油脂原料、サトウキビなどの集散加工も盛んである。この国3番目の総合大学であるラジシャヒ大学や彫刻写本収集で名高いバレンドラ博物館がある。

桐生 稔]

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