ラタクンガ(その他表記)Latacunga

デジタル大辞泉 「ラタクンガ」の意味・読み・例文・類語

ラタクンガ(Latacunga)

エクアドル中部の都市コトパクシ県の県都。首都キトの南約80キロメートル、アンデス山脈中の盆地に位置する。標高約2800メートル。コトパクシ噴火により、しばしば大きな被害を受けた。旧市街の建造物石畳には、コトパクシの黒い火山岩が用いられている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラタクンガ」の意味・わかりやすい解説

ラタクンガ
Latacunga

エクアドル中部,コトパクシ州州都。首都キトの南約 80km,アンデス山脈中の盆地にあり,標高約 2760m。北北東約 30kmには世界最高の活火山であるコトパクシ火山 (5896m) がそびえ,その噴火とそれに伴う地震により,1797年の全壊を含めてしばしば大きな被害を受けている。スペイン征服以前にさかのぼる古い町で,温泉があるためインカ帝国時代には皇族がたびたび保養に訪れた。周辺の農牧地帯の中心地で,農産物乳牛を集散するほか,製粉,溶岩からの建設用石材の切出しや,家具,陶器火薬などの製造を行う。毎週土曜日に開かれる定期市には周辺に住むインディオ農民が集る。キトと鉄道,パンアメリカン・ハイウェーで連絡。人口3万 9882 (1990) 。

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