デジタル大辞泉 「ラチブシュ」の意味・読み・例文・類語 ラチブシュ(Racibórz) ポーランド南部の都市。カトビツェの南西約60キロメートルに位置し、チェコとの国境に近い。オーデル川、およびウルガラチブシュ運河が貫く。バルト海とアドリア海をつなぐ交易路の要地に位置し、中世に城塞が建設され、都市権を得て、一時期ラチブシュ公国の都が置かれた。14世紀建造のゴシック様式の教会(現在は博物館)などの歴史的建造物がある。ビール醸造が盛ん。ラツィブシ。ラチブシ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ラチブシュ」の意味・わかりやすい解説 ラチブシュRacibórz ポーランド南部,チェコとの国境に近い,カトビツェ県の小都市。人口6万5000(1995)。オドラ(オーデル)川上流,チェコへの通路で,ズデーテン山地とベスキド山地の中間の狭隘な地をモラビアに抜ける〈モラビアの門〉に近く,ヨーロッパ南北交通の要路として発達した。町の起源は9世紀で,市内に市場や教会,城塞など古い建物が多く,食品加工(製糖,製粉)や皮革,醸造業(ワイン,ビール)が立地する。執筆者:山本 茂 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by