デジタル大辞泉 「ラッペーンランタ」の意味・読み・例文・類語 ラッペーンランタ(Lappeenranta) フィンランド南部の都市。ヘルシンキの北東約200キロメートル、サイマー湖南岸に位置し、ロシアとの国境に近い。1741年から1743年にかけてのロシア‐スウェーデン戦争の激戦地。ロシアのカレリア共和国と鉄道で結ばれ、サイマー運河が通る交通の要地。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ラッペーンランタ」の意味・わかりやすい解説 ラッペーンランタLappeenranta フィンランド南東部,この国最大のサイマー湖とロシアとの国境にはさまれた商業都市。人口5万9286(2007)。サイマー湖畔にあり,2本の主要道路の交差点でもあったため,中世初めから市(いち)が立ってにぎわった。1649年市となり,それまでのラプベシLapvesiから現名に変わった。現在も,南フィンランドとロシア連邦のカレリア共和国を結ぶ国道と鉄道が走り,サイマー運河が通る交通の要衝で,南東約40kmにロシアとの国境の駅バイニッカラがある。執筆者:荻島 崇 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラッペーンランタ」の意味・わかりやすい解説 ラッペーンランタらっぺーんらんたLappeenranta フィンランド南東部、南カレリア地方の中心都市。人口5万8401(2001)。スウェーデン統治時代から軍事都市の色彩が濃く、現在も陸軍士官学校などがある。スウェーデン語名ビルマンストランドVillmanstrand。上に交通路が通じる大端堆石(たんたいせき)丘サルパウスセルカの斜面に市街が開けている。サイマー水系南端にあたる河港を有し、サイマー運河が市の東方から現ロシア領ビボルグ(フィンランド語名ビープリ)に通ずる。行政・商業中心地であるとともに、パルプ、製紙、セメントなどの工業が盛んである。[塚田秀雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by