最新 地学事典 「ラテライト性土壌」の解説
ラテライトせいどじょう
ラテライト性土壌
Lateritic soil ,latosol
熱帯雨林気候帯ないし熱帯モンスーン気候帯に分布している成帯性土壌を包括した名称で,ラトソルともいう。新第三紀鮮新世または中新世に生成された年代の古い,厚い風化殻により特徴づけられる。有機物含量は低く,灰褐~黄褐色の薄いA層下に,鉄・アルミニウムの酸化物や水酸化物に富む鮮紅色または黄色の厚い(3m以上)B層があり,下方は斑紋のある粘土層(斑紋粘土帯),均質な粘土層(漂白層)を経て風化帯に続く。風化が極度に進み易風化鉱物はほとんどなく,砂画分には石英が卓越,粘土はカオリナイトを主とし,陽イオン交換容量はきわめて低い。オキシソル(Soil Taxonomy)あるいはフェラルソル(FAO/UN-ESCO)にほぼ対応する。
執筆者:永塚 鎮男
参照項目:ラテライト化作用
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

