翻訳|Lamarckism
ラマルク学説,ことに獲得形質の遺伝を認める立場。しかしJ.B.ラマルクにおいては,生物におのずからの発展の傾向が内在するという観念も中心的であり,その観念と関連する定向進化的意想もしばしばこれに含まれる。C.ダーウィンによる進化論の確立以後,ラマルクの母国フランスではジアールA.M.Giard,ラボーE.Rabaudなどのラマルク派の学者が出て,おもに獲得形質の遺伝を主張した。アメリカではパッカードA.S.Packardが1885年に,ラマルキズムの発展としてのネオラマルキズムneo-Lamarckismを主張したが,ネオ(新)の意味は明確ではない。アメリカの古生物学者ハイアットA.Hyatt,E.D.コープ,H.F.オズボーンはラマルク派にかぞえられる。20世紀にオーストリアのカンメラーP.Kammererはサンショウウオやサンバガエルで獲得形質遺伝の実験をしたが,作為あるなどの非難を受け自殺した。ソ連のT.D.ルイセンコの遺伝学説もラマルキズムとされる。
→用不用説
執筆者:八杉 龍一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新