改訂新版 世界大百科事典 「ラービア」の意味・わかりやすい解説
ラービア
Rābi`a
生没年:714-780
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…マンスールをはじめアッバース朝初期のカリフたちもここを訪れたが,イスラム教徒の巡礼者の名も多く記録されている。バスラの女性の神秘思想家ラービアもここに住んで瞑想の生活を終えた。第5代カリフ,ハールーン・アッラシード(在位786‐809)がカール大帝に聖墳墓教会の鍵を贈ったという物語は後世の創作であると見られるが,しかし,それはキリスト教徒の巡礼や宗教活動が十分に保護されていた事実を反映している。…
…ほぼ同じ意味でファキールの語が用いられることもあるし,イランやトルコではデルウィーシュの語が用いられることもある。初期のスーフィーの代表的人物は,8世紀後半の女性ラービアで,神に対する畏怖の念を強くもつハサン・アルバスリーの禁欲主義に対して,神への神秘的愛を強調した。スーフィーの活動の中心地も8世紀の後半にはイラクのクーファであったが,10世紀ころまでには全イラクに広がっていき,以後,全イスラム世界に拡大していくこととなった。…
※「ラービア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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