最新 地学事典 「ラーヘルゼー」の解説
ラーヘルゼー
独◆Laacher See
Rhein川の西岸Koblenzの西方に広がるEifel地方の東部にあるマール。輪郭は長径2.3km, 短径1.8kmの丸みを帯びた長方形をなし,Eifel地方のマールのなかで最大のもの。周囲にはベイサナイトやフォノライトのスコリア丘・円頂丘・溶岩流などが存在。10,000~9,000年前に粗面岩質のマグマの爆発的活動が始まり,多量の軽石を噴出して東方地域に厚い降下堆積物を生じた。その後火口付近は凹陥地となり,現在のLaacher Seeが出現した。軽石は斑晶としてサニディン・斜長石・アウイン・単斜輝石・角閃石・鉄鉱などを含む。Laacher Seeの周辺には,粗面岩質軽石や火山灰を噴出した火口が数個存在し,その堆積物がEifel地方東部を広く覆っている。
執筆者:荒牧 重雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

