日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニテロイ」の意味・わかりやすい解説 ニテロイにてろいNiterói ブラジル南東部、リオ・デ・ジャネイロ州の都市。グアナバラ湾の湾口にリオ・デ・ジャネイロ市と相対し、同市の住宅衛星都市の役割も果たしている。人口45万9451(2000)。リオ市との間に渡し船が頻繁に通っているが、1974年にグアナバラ湾を横断する全長14キロメートルのニテロイ橋が完成し、両市の一体化が進んでいる。造船、金属、食品加工などの工業が立地する。優れた海水浴場をもつ海浜保養地として知られ、ボア・ビアージェン教会などの名所・旧跡も少なくない。郊外にはオレンジの大産地がある。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニテロイ」の意味・わかりやすい解説 ニテロイNiterói ブラジル南東部,リオデジャネイロ州南部の都市。グアナバラ湾の湾口部東岸にあり,同湾をはさんで州都リオデジャネイロと相対する。 1671年建設。ペトロポリスへ州都が移っていた短期間 (1894~1903) を除き,1835年から 1975年まで州都であった。対岸のリオとはフェリーや橋で結ばれ,現在おもにその郊外住宅地となっており,リオデジャネイロ大都市圏の一部をなす。工業も発達し,同国の主要造船所があるほか,金属,食品,繊維などの諸工業が立地する。人口 41万 6123 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報