リオ(その他表記)Lyot, Bernard Ferdinand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオ」の意味・わかりやすい解説

リオ
Lyot, Bernard Ferdinand

[生]1897.2.27. パリ
[没]1952.4.2. カイロ
フランスの天文学者コロナグラフの発明者。 1920年代から天文学の研究を始め,彼自身がつくった感度のよい偏光計 (サバール偏光板) を使って,月や惑星からの光線の偏光を研究していたが,30年にピレネー山中の観測所に新型望遠鏡を運び上げ,日中にコロナを観測し,太陽のコロナや他の惑星の写真と映画の撮影に成功した。特にコロナ線や彩層線の研究に貢献した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリオの言及

【ベネチア】より

… この町は117の小さな島々がモザイク状に集まって成立している。それらの間をリオrioと呼ばれる約150の運河が巡っており,島相互を結ぶ橋の数は400に及ぶ。モザイクの一片にあたる各島は,本来,教区(パロッキア)に相当し(近代を迎えるまでは約70の教区があった),教区教会堂と,方言でカンポcampoと呼ばれる広場をもち,住民にとっての生活共同体となっていた。…

※「リオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android