ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオ」の意味・わかりやすい解説
リオ
Lyot, Bernard Ferdinand
[没]1952.4.2. カイロ
フランスの天文学者。コロナグラフの発明者。 1920年代から天文学の研究を始め,彼自身がつくった感度のよい偏光計 (サバールの偏光板) を使って,月や惑星からの光線の偏光を研究していたが,30年にピレネー山中の観測所に新型望遠鏡を運び上げ,日中にコロナを観測し,太陽のコロナや他の惑星の写真と映画の撮影に成功した。特にコロナ線や彩層線の研究に貢献した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報