ロシア連邦西部、リャザニ州の州都。人口53万1300(1999)。オカ川中流に臨む河港都市であるが、ロシアの古都の一つで、年代記の1095年に記録されている。15世紀にリャザニ公国の首都であったが、公国滅亡後、18世紀まで重要な役割はもたず、19世紀末から鉄道の分岐点として発展し始めた。ロシア革命(1917)後、工業が発達するが、とくに1960年代以降、石油精製、石油化学工業が立地してより目覚ましい発展を遂げた。ほかに機械(プレス機、工作機、農業機械)、食品などの工業も行われる。農業、医科、電波工学、教育の諸大学があり、ウスペンスキー寺院、クレムリン(城塞(じょうさい))などの歴史的建造物が保存されている。
[中村泰三]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...