リンガラ

百科事典マイペディア 「リンガラ」の意味・わかりやすい解説

リンガラ

コンゴ民主共和国ザイール)のキンシャサで発達したポピュラー音楽ルンバコンゴ・ジャズ,ザイーレアン・ミュージック,スークースとも。欧米からの移住者のもたらしたキューバ音楽と現地の音楽が融合した,エレキ・ギターを中心とする音楽。リンガラ語で歌われる。1970年代後半にはロックディスコの影響を強く受け,現在は1974年に生まれたカバッシャという踊りを基本に伝統的音楽要素を再導入し,若者心情直截に歌ったダンスものが主流。演奏家には,フランコとOKジャズ・バンド,タブー・レイとアフリカ・アンテルナショナル楽団,ザイコ・ランガ・ランガ,パパ・ウェンバとビバ・ラ・ムジーカ,カンダ・ボンゴ・マンらがいる。
→関連項目ベンガ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンガラ」の意味・わかりやすい解説

リンガラ
lingala

アフロ・ポップの一つ。西アフリカや欧米経由で入ってきたキューバ音楽と,コンゴの大衆音楽が結びついてできた音楽。歌詞はコンゴの共通語であるリンガラが使われており,アフリカの都市部に住む若者を主人公とした内容のものとなっている。複雑なリズムエレクトリック・ギターのアンサンブルがからみ,おもにダンス音楽として演奏される。欧米では,コンゴ・ジャズ,ザイーレアン・ミュージックなどと呼ばれる。

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