ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルテニア人」の意味・わかりやすい解説
ルテニア人
ルテニアじん
Ruthenians
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
オーストリア・ハンガリー帝国内に住んだウクライナ人のドイツ語名。カルパティア・ウクライナ人とも称され、大部分は東ガリツィアでポーランド人と、ブコビナでルーマニア人、ドイツ人と混住する。オーストリア・ハンガリー帝国の総人口5139万(ボスニア・ヘルツェゴビナを含む)のうち、ルテニア人の人口は、オーストリア地域で352万、ハンガリー地域で46.4万であった(1910)。住民の多くはギリシア正教徒で、オーストリア政府の民族政策に利用されつつ、19世紀後半しだいに民族意識に目覚める。第一次世界大戦後、ルテニア人居住地域は、連合国の承認のもとにポーランド、ルーマニア、チェコスロバキアに分割支配されたが、第二次世界大戦中にソ連の手で、ウクライナ共和国に編入された。
[稲野 強]
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...