20世紀西洋人名事典 「ルドルフカルナップ」の解説
ルドルフ カルナップ
Rudolf Carnap
1891.5.18 - 1970.9.10
米国の哲学者。
元・カリフォルニア大学教授。
ロンスドルフ生まれ。
フレーゲ、ラッセルの影響で哲学に関心をもち、1926年にウィーン学団を結成した。ベルリンのライヘンバハと共に「エルケントニス(認識)」を刊行し、論理的実証主義の思想を世界に広めた。ナチスを逃れて’35年にアメリカに渡り、シカゴ大学、カリフォルニア大学で教えた。「世界の論理的構成」(’28年)、「言語の論理的シンタックス」(’34年)、「検証可能性と意味」(’36年〜37年)などの著書を通して哲学的思想の発展がうかがえる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報