ルーツィク(その他表記)Luts'k/Луцьк

デジタル大辞泉 「ルーツィク」の意味・読み・例文・類語

ルーツィク(Luts'k/Луцьк)

ウクライナ北西部、ボルイニ州の都市。同州の州都ドニプロ川の支流スティル川沿いに位置し、河港を有す。交通要地であり、自動車工業機械工業などが盛ん。11世紀、キーウ公国時代に要塞が築かれたことに起源し、13世紀にたびたびモンゴル軍の攻撃を受けた。旧市街には14世紀に建てられたルーツィク城をはじめとする歴史的建造物が多く残っている。ロシア語ルーツク

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルーツィク」の意味・わかりやすい解説

ルーツィク
るーつぃく
Луцьк/Luc'k

ウクライナ北西部、ボリーニ州の州都。ロシア語ではルーツク。人口20万9000(2001)、21万3422(2018推計)。ドニプロ(ドニエプル)川水系上流のスティリ川に面する。河港があり、鉄道道路が集中する。自動車、工作機械電気機器ベアリング絹織物、靴、食品などの工場があり、教育専門学校が置かれている。1085年より知られる古都で、1970年、旧市内の中心部が、歴史・建築保存地区に指定された。

渡辺一夫

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