ロシア美術館(読み)ロシアビジュツカン

デジタル大辞泉 「ロシア美術館」の意味・読み・例文・類語

ロシア‐びじゅつかん〔‐ビジユツクワン〕【ロシア美術館】

《〈ロシアGosudarstvennïy Russkiy muzeyサンクトペテルブルグにある美術館。1898年開館絵画彫刻工芸品など幅広いロシア美術多数収蔵する。本館としてミハイロフ宮殿別館にはストロガノフ宮殿大理石宮殿ミハイロフ城が使用されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロシア美術館」の意味・わかりやすい解説

ロシア美術館
ろしあびじゅつかん
Государственный Русский музей/Gosudarstvennïy Russkiy muzey ロシア語
State Russian Museum 英語

サンクト・ペテルブルグにあるロシア屈指のロシア美術を所蔵する美術館。イタリア出身のカルロ・ロッシが設計した旧ミハイロフスキー宮殿がその建物。エルミタージュ美術館、帝室アカデミーなどの寄託品を中心に1898年に開館。1917年の大革命後、貴族や資産家のコレクションを受け入れ、現在35万点の作品を有する。イコンにはじまる10世紀から現代に至る絵画、彫刻、版画、工芸品などロシア美術の幅広いコレクションを展示する。なお、この美術館のあるサンクト・ペテルブルグ歴史地区は1990年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。

[湊 典子]

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