ロゼー(読み)ろぜー(その他表記)Françoise Rosay

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロゼー」の意味・わかりやすい解説

ロゼー
ろぜー
Françoise Rosay
(1891―1974)

フランス映画女優パリに生まれる。コンセルバトアールを卒業、オペラの舞台に立つが、映画監督ジャック・フェデー結婚して以来映画女優に進み、堂々たる演技によって風格ある大女優に成長する。とくにフェデー監督による『外人部隊』(1934)、『ミモザ館』(1934)、『女だけの都』(1935)、『旅する人々』(1938)、デュビビエ監督の『舞踏会手帖(てちょう)』(1937)、カルネ監督の『ジェニーの家』(1936)などは秀逸。1948年夫との死別後も、『四重奏』(イギリス、1948)、『史上最大の作戦』(アメリカ、1962)など欧米各国の映画に出演、舞台やラジオでも活躍し、82歳で没した。夫との共著シネマ我等(われら)の職業』(1941)がある。

[登川直樹]

『長塚隆二訳『人生航路――フランワーズ・ロゼ自伝』(1978・早川書房)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロゼー」の意味・わかりやすい解説

ロゼー
Rosay, Françoise

[生]1891.4.19. パリ
[没]1974.3.28. パリ
フランスの女優。中年女の心理を巧みに演じ,1930年代のフランス映画で活躍。主作品『外人部隊』 (1934) ,『ミモザ館』 (34) ,『女だけの都』 (35) 。監督のジャック・フェデーは夫。

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