現代外国人名録2016 「ロバートマートン」の解説
ロバート マートン
Robert Cox Merton
- 職業・肩書
- 経済学者 マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院教授,ハーバード大学名誉教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1944年7月31日
- 出生地
- ニューヨーク
- 学歴
- コロンビア大学〔1966年〕卒,カリフォルニア工科大学応用数学〔1967年〕修士課程修了
- 学位
- 経済学博士(マサチューセッツ工科大学)〔1970年〕
- 資格
- 米国科学アカデミー会員, 米国芸術科学アカデミーフェロー
- 受賞
- ノーベル経済学賞〔1997年〕,レオ・メラメド賞〔1983年〕,チャリング・C.クープマンス・アセット賞〔2009年〕,ハミルトン・メダル〔2010年〕,コルモゴロフ・メダル〔2010年〕
- 経歴
- 父は著名な社会学者。1969年からマサチューセッツ工科大学で金融、経営理論などを講義。’88年ハーバード大学ビジネススクール教授、2010年名誉教授となり、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院教授に就任。この間、1973年にシカゴ大学のブラックとスタンフォード大学のショールズが提示したオプション価格の決定モデル“ブラック-ショールズ・モデル”の研究に協力し、このモデルの応用範囲の拡大に努めた。’97年デリバティブ(金融派生商品)の価値評価の理論についての貢献により、スタンフォード大学教授マイロン・ショールズとともにノーベル経済学賞を受賞。一方、ロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)の経営にもマイロン・ショールズとともに携わっていたが、’98年9月世界的な金融不安による事実上の破綻を防げなかった。主著に「金融工学の事例」(’65年)、「世界の金融システム」(’95年)、「金融」(2000年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報