20世紀西洋人名事典 「ロベールドローネ」の解説
ロベール ドローネ
Robert Delaunay
1885 - 1941
フランスの画家。
パリ生まれ。
独学で絵画を学び、早くから色彩に関心をもち、新印象主義、キュビスムなどの影響を受ける。1910年ロシア出身のソニア・テルクと結婚し、’12年より「窓シリーズ」を制作し、アポリネールによってオルフィスムと名づけられ、賞賛された。さらに妻ソニアとともに’12〜14年には円環形の色面による絵画構成に達し、クレーに影響を与える。その後は’37年のパリ万国博覧会の鉄道館、航空館の壁画を制作するなど、抽象絵画の建築装飾への適用を試みた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報