デジタル大辞泉
「ネルトリンゲン」の意味・読み・例文・類語
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ネルトリンゲン
Nördlingen
ドイツ南部,バイエルン州の都市。人口1万8562(1980)。ロマンティッシェ・シュトラーセに沿う観光地。五つの門のある市壁で囲まれ,古い木骨建築が残り,中世都市の姿を保つ。9世紀末の史料に初出,13世紀に帝国都市となり都市法を制定,このころからメッセ(大市)が開かれた。14世紀にツンフト(手工業者同業組合)が成立し,15世紀には織物,染色,皮なめしが栄えた。16世紀半ばから相次ぐ戦乱や魔女裁判(1589-98)のために停滞し,人口も20世紀になるまで1600年の約9000に達しなかった。1803年にバイエルン領に編入される。
執筆者:諸田 實
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ネルトリンゲン
ねるとりんげん
Nördlingen
ドイツ南部、バイエルン州にある町。人口2万1000(1993)。リース盆地の中央、中世通商路の要衝に位置し、市場(いちば)町として栄えた。毛織物、皮革製品、農産物などの集散地であった。この町は15~16世紀に黄金時代を迎えたが、その後は三十年戦争中に1634、45年の二度にわたって戦場となり、その被害などによって衰退した。いわゆるロマンチック街道沿いの町で、環状の城壁が保存され、市門、聖ゲオルク教会、切妻屋根の家並みとともに、中世の景観をいまに残している。
[石井英也]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ネルトリンゲン
Nördlingen
ドイツ南東部,バイエルン州の都市。ドナウ川流域とマイン川流域を結ぶ交通路上にあり,898年レーゲンスブルクの司教の居地となる。 1215年以後帝国直轄都市。後期ゴシック様式の市庁舎 (14世紀) ,聖ゲオルク聖堂 (1427~1505) ,聖サルバトール聖堂 (1381~1422) などの残る市街は 14世紀の囲壁で囲まれ,歴史的景観がよく保存されている。ドイツ最古の伝統をもつ競馬の開催地。工業には衣服,靴製造,精密機器などがある。人口1万 8794 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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