ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロリマー」の意味・わかりやすい解説
ロリマー
Lorimer, James
[没]1890.2.13. エディンバラ
イギリスの法学者。エディンバラ大学卒業後,一時弁護士として活躍したが,1862年エディンバラ大学教授となった。公法,自然法,国際法の権威で,当時イギリスで主流をなしていた実証主義,特にベンサム主義に反対して自然法を説き,国際法は自然法を国家間の関係に適用するものであると主張した。国際法学会の創立者の一人。主著『法律原理』 The Institutes of Law (1872) ,『国際法原理』 The Institutes of the Law of Nations (2巻,83~84) 。
ロリマー
Lorimer, George Horace
[没]1937.10.22. ペンシルバニア,ウィンコート
アメリカのジャーナリスト。 1899~1937年『サタデー・イブニング・ポスト』誌の編集長を務め,同誌の再建,発展に尽力し,ドライサーや S.ルイスなど多くの作家に発表の場を与えた。著書に『自力で成功した商人から息子への手紙』 Letters from a Self-Made Merchant to His Son (1902) がある。
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