ロールプレイングゲーム(読み)ろーるぷれいんぐげーむ(その他表記)role-playing game

デジタル大辞泉 「ロールプレイングゲーム」の意味・読み・例文・類語

ロールプレイング‐ゲーム(role-playing game)

ロールプレーイングゲーム

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロールプレイングゲーム」の意味・わかりやすい解説

ロール・プレイング・ゲーム
ろーるぷれいんぐげーむ
role-playing game

複数プレーヤーが、架空のキャラクター役割を演じる(ロール・プレイング)ことによって進行する新しいタイプゲーム。略してRPGともいう。1人のゲームマスター(GM)があらかじめゲームの背景となる世界を設定し、冒険物語のシナリオをつくっておく。ゲームが始まると、GMはプレーヤー・キャラクターたちの置かれている状況を説明し、それに対してプレーヤーたちは自分のキャラクターの性格や能力を踏まえたうえで、どう行動するかを答え、会話によってゲームが進行していく。ゲーム理論からいえば、「話すこと」をゲームツールとすることでプレーヤーの選択肢が無限に広がったこと、1人が勝てば1人が負けるという「ゼロサムゲーム」ではなく、プレーヤーが互いに協力しあってパーティ勝利に導く「プラスサムゲーム」を導入したことで、新しいジャンルを開いた。アメリカでは1973年に「ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ」Dungeons & Dragonsというゲーム(背景世界の説明やモンスターのリスト、戦闘ルールなどのセット)が発売され、ミリオンセラーとなった。日本語版も85年(昭和60)に発売されている。

 コンピュータ・ゲームでRPGという場合は、プレーヤーが操作するキャラクターが、モンスターとの戦闘などを通じて成長しながらストーリーが展開していくタイプのものをいう。ロール・プレイングの要素はなくなったが、1986年に第1作が発売された「ドラゴンクエスト」シリーズが大ヒットしたことにより、このタイプのゲームがコンピュータ・ゲームの大きなジャンルとして定着した。現在では、RPGコンピュータ・ゲームの方がよく知られるようになったため、元来の形式のゲームはテーブルトークRPG(TRPG)とよんで、コンピュータ・ゲームと区別するようになった。

[鈴木銀一郎]

『R・プラモンドン著、鈴木銀一郎訳『ロールプレイングゲーム ハンドブック』(1986・翔企画)』『多摩豊著『テレビゲームの神々――RPGを創った男たちの理想と夢』(1994・光栄)』『朱鷺田祐介著『粋なゲーマー養成講座』(1996・アスペクト)』

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IT用語がわかる辞典 「ロールプレイングゲーム」の解説

ロールプレイングゲーム【role playing game】

コンピューターゲーム一種。プレーヤーが登場人物に扮し、謎を解いたり、戦ったりするもの。オンラインゲームなどで複数のプレーヤーが同時に参加して進められるゲームもある。◇略して「ロープレ」ともいう。また、頭文字から「RPG」ともいう。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ロールプレイングゲーム」の解説

ロールプレイングゲーム

戦闘や謎解きを通して、キャラクターを成長させながらストーリーを進めるゲーム。

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