アイゼンハウアー(その他表記)Dwight David Eisenhower

旺文社世界史事典 三訂版 「アイゼンハウアー」の解説

アイゼンハウアー
Dwight David Eisenhower

1890〜1969
アメリカの第34代大統領(在任1953〜61)
第二次世界大戦では北アフリカ・イタリア作戦を成功させ,1944年連合国軍総司令官としてノルマンディー上陸作戦を遂行し,ドイツを降伏させた。戦後,陸軍参謀総長(1945〜48)・コロンビア大学総長(1948〜51)・北大西洋軍最高司令官(1951〜52)を歴任。退役後,朝鮮戦争の解決を約して共和党から立候補し,大統領に当選。外交面ではダレス国務長官の反共「巻き返し」外交を推進したが,しだいに“雪どけ”を反映した共存路線へと傾斜。内政面では大資本家と結びつつも中道政策を採用。退任直前にキューバ国交を断絶する一方,国内での軍産複合体の肥大化に警鐘を鳴らした。

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旺文社日本史事典 三訂版 「アイゼンハウアー」の解説

アイゼンハウアー
Dwight David Eisen-hower

1890〜1969
アメリカ第34代大統領(在職1953〜61)
陸軍軍人。第二次世界大戦では連合国軍最高司令官としてノルマンディー作戦を指揮。大統領としては反共「まき返し政策」を推進。1960年,日本政府の招待来日が予定されていたが,新安保条約反対運動にともなう訪日阻止デモのため,来日が中止となった。

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