アインシュタインの関係式(英語表記)Einstein's relation

世界大百科事典 第2版の解説

アインシュタインのかんけいしき【アインシュタインの関係式】

A.アインシュタインによって導かれた関係式で,次の二つがよく知られている。(1)相対性理論から導かれるエネルギー質量の等価性を表す式。Emc2と表され,質量m(kg)の物体は静止していても上の式で与えられるエネルギーE(J)をもつことを示す。cは光速度である。1gの質量を全部エネルギーに変えると約9×1013Jとなり,これは100万kWの発電所が1日に発生する全エネルギーに相当する。原子力エネルギー原子核の質量の1000分の1程度をエネルギーに変えて利用する。

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世界大百科事典内のアインシュタインの関係式の言及

【拡散】より

…ここにkはボルツマン定数で,Tは絶対温度である。これはアインシュタインの関係式と呼ばれ,相対論や光電効果の発見と並び重要な発見である。なぜなら,これは,すべての動きが止まっているかに見える熱平衡状態において,激しい分子運動があるというボルツマンの主張を,間接的にではあるが,Dbという実測可能な量によって実証するものとなったからである。…

【原子力】より

…原子核が放射線を放出すると,ごくわずかながら質量が消滅する(質量欠損)。1905年に発表されたアインシュタインの関係式を使ってこの消滅した質量をエネルギーに換算してみると,ちょうど放出されているエネルギーに一致した。アインシュタインの関係式から1gの質量が消滅した場合に放出されるエネルギーを計算すると,9×1020erg,約2500万kWhのエネルギーに相当する。…

※「アインシュタインの関係式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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