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アカイア Achaia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカイア
Achaia

ペロポネソス半島の北部およびテッサリア南部の古代ギリシアの地域名。テッサリア南部の一地方は歴史的には重要な地とはならなかったが,ペロポネソス半島の北部では,中心地パトライ (→パトレ ) は栄え,肥沃な農業地帯で,柑橘類やオリーブを産した。古代アカイアには 12の市があり,宗教的な同盟を形成し,のちのアカイア連盟の母体となった。ローマとの戦いののち,前 146年マケドニアの一地域としてローマに支配された。ミケーネ文明の発祥地と考えられているが,その位置など詳細は不明。

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世界大百科事典 第2版の解説

アカイア【Achaia】

ギリシア南部,ペロポネソス半島北西部の地方。険しい山岳が多い。パトラスPatras(現在名パートレPátrai)はペロポネソス最大の都市で,15万5000(1991)の人口を擁し,この地方の商工業の中心地。古代には12の小都市が同盟国家を形成し,初期には南イタリアのシュバリス,クロトン,メタポンティオンなどに植民団を送った。アカイア同盟は前280年に再編成され,以後前146年にローマの属州マケドニアに糾合されるまでギリシア最大の勢力を誇り,時にはペロポネソス,中央ギリシアのポリスも参加した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アカイア
あかいあ
Akhaa

ギリシア南部、ペロポネソス半島北部の県。パトラス湾、コリント湾に臨む。県都はパトラス。面積3271平方キロメートル、人口32万8600(2003推計)。おもな産物はブドウ、ワイン、穀類、柑橘(かんきつ)類その他の果実。牧羊も盛んである。古代ギリシアの歴史時代以後にはテッサリア半島南部もアカイアといった。紀元前280年にこの地方の諸ポリス(都市国家)が中心になってアカイア同盟を結成、ヘレニズム時代のギリシアの政局を左右したが、前146年にローマの直接支配下に入った。[真下とも子]

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