最新 地学事典 「アグン火山」の解説
アグンかざん
アグン火山
Agung volcano
インドネシア,バリ島東部にある活火山。同島の最高峰(標高3,142m)で,バトゥールカルデラの南東に隣接する美しい円錐形成層火山。山頂に直径500mの火口があり,山麓斜面は北東と南西部で5~9km先の海に達する。1808,21(?),43年に噴火記録があり,その後1963年に大噴火。噴煙柱は高度22km以上に達して広範囲に降下物をもたらし,北斜面に溶岩を流出,南北両麓に火砕流を頻発,ラハールを伴い,火砕流による犠牲者820名を含めて死者約1,200。家屋被害7,000以上。33万人以上がバリ島から避難した。2017~2019年にも噴火し,火山灰と溶岩を噴出した。山体は主に輝石安山岩質。
執筆者:宇井 忠英・大島 治・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

