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アザラシ肢症 アザラシししょうphocomelia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アザラシ肢症
アザラシししょう
phocomelia

四肢,特に上肢欠損または短縮し,アザラシに似た外観となる先天性奇形症。サリドマイド事件で広く知られるようになった (→奇形 ) 。

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百科事典マイペディアの解説

アザラシ肢症【アザラシししょう】

四肢の長骨の欠損または極度の発育不全のため,手と足が直接胴に付いているように見える奇形。1961年―1963年の大量発生は,妊娠初期のサリドマイド服用によるもの。
→関連項目奇形サリドマイド訴訟

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世界大百科事典内のアザラシ肢症の言及

【奇形】より

…このような奇形を誘発する因子を催奇形性因子,物質を催奇形性物質と呼んでいる。これらのおもなものには,サリドマイドによるアザラシ肢症(薬剤ないし化学物質)や,原子爆弾症による小頭症(放射線),風疹による先天性心臓奇形(感染症)などがあげられる。さらに,遺伝的要因と環境要因の両者の相互作用によって形成されると考えられる奇形もある。…

【サリドマイド】より

…この薬は世界で広く用いられ,日本でもイソミンの商品名で発売された。しかし,間もなく四肢に欠損のある奇形児アザラシ肢症phocomeliaの増加と関係があるのではないかとの疑いがもたれ,61年にW.レンツらにより原因物質として告発され,発売は禁止された。それまで,サリドマイドは鎮静,催眠の目的のほかにも,広く処方され,痛み,咳,不眠症などに使われる複合錠剤中にも使われ,妊婦も手軽に服用していたのである。…

※「アザラシ肢症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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