アメルスフォールト(読み)あめるすふぉーると(英語表記)Amersfoort

デジタル大辞泉 「アメルスフォールト」の意味・読み・例文・類語

アメルスフォールト(Amersfoort)

オランダ中部、ユトレヒト州都市ユトレヒトの北東約20キロメートル、エーム川沿いに位置する。高さ95メートルの鐘楼がある聖母教会、聖ヨリス教会、コッペルポート水門など、13世紀から15世紀にかけて造られた歴史的建造物が多く残る。オランダ独立運動の指導者オルデンバルネフェルト、画家モンドリアン生地アーメルスフォールト

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アメルスフォールト」の意味・わかりやすい解説

アメルスフォールト
あめるすふぉーると
Amersfoort

オランダ中部、ユトレヒト州東部の都市。人口12万8035(2001)。エーム川に沿い、鉄道交通工業の中心地であり、また陸軍部隊の駐屯地金属自動車化学、食品などの工業が立地する。1259年にできた古い町で、市内には13世紀創建の聖ヨハネス教会や、コッペルポート水門(14世紀)、高さ95メートルに及ぶゴシック式尖塔(せんとう)(15世紀)などの歴史的建造物が多い。16世紀オランダ独立に活躍した政治家オルデンバルネフェルトJ. van Oldenbarneveldt(1547―1619)の出生地

[長谷川孝治]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメルスフォールト」の意味・わかりやすい解説

アメルスフォールト
Amersfoort

オランダ中部,ユトレヒト州エーム川 (旧称アメル川) 河畔に位置する都市。 12世紀に城塞が建設されたのが市の起源中世都市の街路配置を今日に残す市内には 14世紀の水門,聖ヨリス聖堂 (13~16世紀) ,ゴシック様式の聖母教会鐘楼 (1450頃) など古い建物が保存されている。地方博物館,国立考古学研究所などがある。養鶏園芸農業の中心地であるが,第2次世界大戦後,人口の増大に伴い,金属,化学,食品などの工業も発達した。人口 10万 4390 (1992推計) 。

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