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アルノビウス アルノビウスArnobius

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルノビウス
アルノビウス
Arnobius

[生]? 北アフリカ
[没]326
ディオクレチアヌス帝 (在位 284~305) 時代のローマの修辞学者。初めは異教徒としてキリスト教に反対。のちキリスト教に改宗し護教家となる。7巻に及ぶ主著"Adversus nationes"は異教徒に対する論駁であるが,聖書の引用やキリスト教教理の詳しい説明を避け,主として異教の内部的矛盾,特にギリシア的あるいは新プラトン主義的な擬人神論,神話的説明,さらにプラトンの霊魂転生説,想起説の不合理性を批判した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルノビウス
あるのびうす
Arnobius
(?―327)

アフリカのシカの著名な弁論家。初めはキリスト教に激しく反対していたが、のちに回心してキリスト教徒となる。異教を攻撃するため、『諸国民への論駁(ろんばく)Adversus nationesを書いた。論述にあたって、彼は『新約聖書』を引用せず、他のキリスト教の著作にも言及することが少なく、むしろ非キリスト教的著書から多く影響を受けている。そのためこの著作は、キリスト教の教義について教えるところは多くはないが、当時の異教の諸宗教については、豊富な情報を提供する貴重な文献となっている。この著作のために、彼は4世紀キリスト教護教家の一人に数えられる。[門脇佳吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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