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回心 えしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

回心
えしん

仏教用語。誤った心を改めて仏道に帰依すること。小乗の心を改めて大乗教えに帰依すること。浄土教では,特に,自力の心を捨てて念仏の教えを信じること。

回心
かいしん
conversio

宗教的意味で,罪人の神への帰還,平凡な生活からキリスト者の生活に転じること,あるいは不信迷信から真の信仰に改宗することをいう。

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デジタル大辞泉の解説

え‐しん〔ヱ‐〕【回心/×廻心】

[名](スル)仏語。心を改め、正しい仏の道に入ること。改心

かい‐しん〔クワイ‐〕【回心】

[名](スル)キリスト教で、罪のゆるしと洗礼によってひきおこされる、心の大きな転換。→回心(えしん)発心(ほっしん)

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百科事典マイペディアの解説

回心【かいしん】

仏教では〈えしん〉という。心の根本的な変化転回によって信仰にはいること,またそれに伴う態度や行動の変化。特に急激な入信過程をいう場合が多いが,漸次的な場合もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

えしん【回心】

漢語として元来,世俗的雑事,私的雑念にとらわれた心を改めて,本来あるべき道に帰向する心をもつようになることを意味したが,仏教語として声聞縁覚(しようもんえんがく)の小乗的な心を改めて大乗の仏道に向かう心をもつようになること,さらには懺悔して仏道に帰入することを意味するに至った。廻心とも書く。インド仏教においては同様な宗教体験が〈信解〉〈転依〉などの語によって表現されていたと考えられる。現代語においてはキリスト教的な回心(かいしん)conversionの意味で用いられることが多い。

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大辞林 第三版の解説

えしん【回心】

〘仏〙
心を改めて、仏道にはいること。改心。
小乗の信仰を改めて、大乗を信ずること。
浄土真宗で、自力の信仰を改めて他力を信ずること。

かいしん【回心】

( 名 ) スル 〔conversion〕
あるきっかけで、従来の生き方を悔い改め、新しい信仰に目覚めること。宗教的思想や態度に劇的な変化が生じ、それまでの分裂・葛藤状況が解消し、統合された新たな自我が生まれる体験。 「一七歳の時に-しキリスト教徒になった」 〔「えしん」と読めば、邪心を改めて仏の正道に帰依するという意味〕

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世界大百科事典内の回心の言及

【回心】より

…インド仏教においては同様な宗教体験が〈信解〉〈転依〉などの語によって表現されていたと考えられる。現代語においてはキリスト教的な回心(かいしん)conversionの意味で用いられることが多い。【荒牧 典俊】。…

【改宗】より

…前者は家族や職業などの要請にもとづき,共同生活を円滑に運ぶためにおこなわれる。後者は痛切な人生体験によって自己の属する宗教に疑問をもつことから生ずるもので,いわゆる〈回心〉に基づいてなされることが多い。西欧世界では,カトリックとプロテスタント相互の間で多くみられ,とくにカトリックから他派へ移る場合は棄教,離教,背教などと呼ばれる。…

※「回心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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