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アルラン アルランArland, Marcel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルラン
Arland, Marcel

[生]1899.7.5. バレンヌシュルアマンス
[没]1986.1.12. セーヌエマルヌ
フランスの小説家,評論家。第1次世界大戦から戦後にかけて青年期を過した不安な世代を代表する作家の一人。ダダの影響を受けたが,やがて A.ジッドなど『NRF』誌に拠る作家と交遊。評論『新しい世紀病について』 Sur un nouveau mal du siècle (1924) で大戦後の苦悩する精神を論じて注目され,新旧の思想,世代の対立を描いた半自伝的長編小説『秩序』L'Ordre (29,ゴンクール賞) によって作家としての地位を確立。中・短編作家としても著名。 1953年以後ポーランとともに『新 NRF』誌主幹。ほかに『アンタレス』 Antarès (32) ,『近代絵画論評』 Chronique de la peinture moderne (49) 。アカデミー・フランセーズ会員。

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百科事典マイペディアの解説

アルラン

フランスの作家,評論家。1924年《NRF》誌に《新世紀病について》を発表して第1次大戦とダダによる権威破壊を体験した若者たちの不安の時代を表現し,半自伝的長編でゴンクール賞受賞作《秩序》(1929年)のほか〈近代絵画論評〉等がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルラン
あるらん
Marcel Arland
(1899―1986)

フランスの小説家、批評家。バレンヌ・シュル・アマンスに生まれる。第一次世界大戦後、19世紀以来の諸価値が崩壊するいわゆる「不安の時代」に、旧来のモラルに反逆して新しいモラルを模索する青年を主人公に、半自伝的長編『秩序』(1929。ゴンクール賞受賞)を書いて文壇に注目された。その後、故郷の自然を背景にした中編『生まれた土地』(1938)や『生ける者』(1934)、『われらが最良の日々』(1937)などの優れた短編集を出版した。また『NRF(エヌエルエフ)』誌に毎号文芸批評の筆をとった。第二次大戦後は1953年以来ポーランとともに『新NRF』誌の主筆を務め、『水と火』(1956)などによって短編作家の本領を発揮した。アカデミー会員。[稲田三吉]

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