アーク溶接(読み)アークヨウセツ

デジタル大辞泉 「アーク溶接」の意味・読み・例文・類語

アーク‐ようせつ【アーク溶接】

電気溶接の一。アーク放電によって生じる高熱を利用して金属を溶接する方法

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精選版 日本国語大辞典 「アーク溶接」の意味・読み・例文・類語

アーク‐ようせつ【アーク溶接】

  1. 〘 名詞 〙 ( アークは[英語] arc ) アーク放電による高熱を利用した溶接法。溶接する金属材料母材)と電極間とにアーク放電を行なわせ、金属材を溶かして溶接する。電弧溶接

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百科事典マイペディア 「アーク溶接」の意味・わかりやすい解説

アーク溶接【アークようせつ】

溶接する母材と電極棒の間または2本の電極間にアークを発生させ,生ずる高温を利用する溶接法。直流・交流の双方が使われる。電極棒が溶接棒を兼ねる消耗式と,炭素またはタングステンを電極とする非消耗式がある。造船鉄工などに広範に利用される溶接法で,現在は不活性ガスやフラックスでアークを外気から遮断(しゃだん)するイナートガスアーク溶接,サブマージドアーク溶接などが普及,また全作業が自動化された自動溶接も行われる。
→関連項目アーク放電ガス溶接電気溶接

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世界大百科事典(旧版)内のアーク溶接の言及

【溶接】より

…このように溶接は古代から知られていた技術であるが,本格的に発達しだしたのは,電気エネルギーを容易に利用しうるようになってからのことである。アーク溶接,電気抵抗溶接はもとより,テルミット反応による発熱を利用したテルミット溶接,ガス溶接など,現在用いられているおもな溶接はほとんど19世紀の末期に発明されている。その後,漸次,改良の時代を経て溶接の利用度は増加していった。…

※「アーク溶接」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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