山川 世界史小辞典 改訂新版 「アーグラー」の解説
アーグラー
Āgrā [ヒンディー],Āgra[ペルシア]
インド,デリーの南南東約200km,ヤムナー川西岸の古都。ローディー朝のシカンダル・ローディーが16世紀初めにデリーから遷都して以後,この地方の政治・経済の中心となる。ムガル帝国のアクバル帝は,1565年にアーグラー城を建設したが,まもなくファテープル・シークリー,ついでラホールに移り,1598年にアーグラーに戻った。以後,1648年のシャー・ジャハーン帝によるデリー遷都までの50年間,ここが首都。近郊にタージ・マハルがある。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報