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イネミズゾウムシ Lissorhoptrus oryzophilus

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世界大百科事典 第2版の解説

イネミズゾウムシ【Lissorhoptrus oryzophilus】

甲虫目ゾウムシ科の昆虫(イラスト)。北アメリカ原産で,日本では1976年に愛知県の水田で発見されたのが最初である。この属は南・北アメリカに分布し,日本へ侵入した種を含め約5種がイネを加害する。イネミズゾウムシはアメリカではrice water weevilと呼ばれ,イネの害虫として恐れられている。幼虫は根を加害し,root maggotと呼ばれる。日本へは乾草についてもちこまれたと考えられている。成虫の背面は細かい灰褐色の鱗毛に覆われ,中央部は暗色を帯びる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イネミズゾウムシ
いねみずぞうむし / 稲水象鼻虫
rice water weevil
[学]Lissorhoptrus oryzophilus

昆虫綱甲虫目ゾウムシ科に属する昆虫。北アメリカ東部に分布するイネの害虫であるが、1976年(昭和51)愛知県常滑(とこなめ)市の水田で発見され、以後各地に分布を拡大している。体長2.5~3.8ミリメートル。肩が張って角張り、前後は細まる。体は褐色で体表は灰色の鱗片(りんぺん)で覆われ、灰褐色のぼんやりした斑(ふ)がある。触角、脚(あし)(ふせつ)は赤褐色。春から現れてイネの葉を食べ、縦の食べ跡をつける。水上でも水中でもよく活動し、幼虫は水中でイネの根を食べ、鉤(かぎ)状に突き出た呼吸管を植物に突き刺して呼吸する。[中根猛彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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