イルミナティ(読み)いるみなてぃ(英語表記)illuminati

翻訳|illuminati

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イルミナティ
いるみなてぃ
illuminati

本来ラテン語で「光に照らされたもの」を意味するが、歴史上、種々の狂信的グループにこの名称が与えられた。なかでもワイスハウプト(1748―1830)によって、1776年ドイツのバイエルン(ババリア)中部の都市インゴルシュタットに創設されたものが有名である。啓蒙(けいもう)思想の影響を受け、自然的宗教、倫理を樹立し、理性に基づく宗教をもってキリスト教にかえようと試みた。とくにバイエルン地方で急激に発展し、ゲーテら有名文化人も参加したが、当然ローマ法王からも非難され、フランス革命ののち衰退の一途をたどった。スペインにも16~17世紀に、この名称でよばれるグループができたが、はっきりした宗教を形成はしなかった。[大谷啓治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラスの解説

イルミナティ

1776年、ドイツのバイエルン(ババリア)で、インゴルシュタット大学の教会法の教授、アダム・ワイスハウプトが中心となって創設した秘密結社。古代秘儀と啓蒙思想を結びつけた独自の思想を掲げ、貴族や政治家、文化人が多く参加したが、ローマ教会から異端と非難され衰退した。日本語では「ババリア幻想教団」「啓明結社」などともする。

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