ウォーターズ

百科事典マイペディア 「ウォーターズ」の意味・わかりやすい解説

ウォーターズ

米国ブルースギター奏者,歌手。本名McKinley Morganfield。R.ジョンソンに代表されるデルタ・ブルースの影響を受けつつ,シカゴを中心に発達したシティ・ブルースとの融合をはかった。エレクトリック・ギターを用いた先駆者の一人でもあり,〈エレクトリック・ブルースの父〉といわれる。ギターのスライド奏法の名手で,シンプルながらも微妙なトーンを用いた,感情豊かな演奏を得意とした。1950年代にバンド活動の全盛期迎え,《Hoochie Coochie Man》や《Got My Mojo Working》などのヒット曲を吹き込んでいる。
→関連項目ローリング・ストーンズ

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朝日日本歴史人物事典 「ウォーターズ」の解説

ウォーターズ

没年:没年不詳(没年不詳)
生年:1842.7.17
幕末・明治初期に日本で西欧風建築を建設したイギリス人建築技術者。アイルランドのバーに生まれる。万延1(1860)年ごろ来日。慶応1(1865)年薩摩(鹿児島)藩の奄美大島白糖工場の建設に従事以後,明治10(1877)年まで,日本に様々な西欧風施設を建設した。代表的なものとして,大阪造幣寮工場(1871),竹橋陣営(1871),銀座煉瓦街(1878)などがある。弟のアルバート,ヘンリーも来日し,兄トーマスの建設事業などに協力した。明治10年ごろ離日。光緒13(1887)年の中国・上海での住所がわかっているだけで,それ以降の経歴は不明である。<参考文献>三枝進「ウォートルスの経歴に関する英国側資料についてⅠ・Ⅱ」(『銀座の文化研究』6号)

(清水慶一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ウォーターズ」の解説

ウォーターズ Waters, Thomas James

ウォートルス

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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