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ウォーターズ ウォーターズ Waters, Ethel

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウォーターズ
ウォーターズ
Waters, Ethel

[生]1896.10.31. ペンシルバニア,チェスター
[没]1977.9.1. カリフォルニア,チャツワース
アメリカの黒人女優,歌手。初めナイトクラブで歌っていたが,黒人キャストによるレビューアフリカーナ』 (1927) でブロードウェーデビュー。女優としては『結婚式メンバー』 (50) などに出演。

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百科事典マイペディアの解説

ウォーターズ

米国のブルースギター奏者,歌手。本名McKinley Morganfield。R.ジョンソンに代表されるデルタ・ブルースの影響を受けつつ,シカゴを中心に発達したシティ・ブルースとの融合をはかった。
→関連項目ローリング・ストーンズ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ウォーターズ Waters, Thomas James

ウォートルス

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朝日日本歴史人物事典の解説

ウォーターズ

没年:没年不詳(没年不詳)
生年:1842.7.17
幕末・明治初期に日本で西欧風建築を建設したイギリス人建築技術者。アイルランドのバーに生まれる。万延1(1860)年ごろ来日。慶応1(1865)年薩摩(鹿児島)藩の奄美大島白糖工場の建設に従事。以後,明治10(1877)年まで,日本に様々な西欧風施設を建設した。代表的なものとして,大阪造幣寮工場(1871),竹橋陣営(1871),銀座煉瓦街(1878)などがある。弟のアルバート,ヘンリーも来日し,兄トーマスの建設事業などに協力した。明治10年ごろ離日。光緒13(1887)年の中国・上海での住所がわかっているだけで,それ以降の経歴は不明である。<参考文献>三枝進「ウォートルスの経歴に関する英国側資料についてⅠ・Ⅱ」(『銀座の文化研究』6号)

(清水慶一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウォーターズ
うぉーたーず
Muddy Waters
(1913―1983)

アメリカのブルース・シンガーギタリスト。本名マッキンリー・モーガンフィールドMcKinley Morganfield。第二次世界大戦後のシカゴ・バンド・ブルースを確立した。ミシシッピ州イサクェナに生まれる。子供のころ、近くのクリーク(小川)で泥まみれになって遊んでいたことから、その後のミュージシャン名となる「泥んこ水」を得たが、それは彼の音楽そのものを形容するにもふさわしいものだった。母親の死により1918年クラークスデール郊外のストボール・プランテーションに移り、そこで育つ。1930年代初めごろ、ブルース・ハープ(ハーモニカ)についでギターを手にする。デルタ・ブルース(ミシシッピ川やヤズー川に挟まれたデルタ地帯で古くから盛んに歌われたブルース)の傑物サン・ハウス Son House(1902―1988)に憧れ、ボトルネック・ギター奏法(スライドギター奏法)を学び、また農作業の余暇にストリング・バンドでも演奏している。
 1941年に議会図書館によるフォーク・ミュージック採集のためにストボールにやってきたアラン・ローマックスAlan Lomax(1915―2002)のために初録音、ハウスやロバート・ジョンソンを目標とするウォーターズの若い姿が記録に残された(『ザ・コンプリート・プランテーション・レコーディングス』(1993))。過酷な労働や差別から逃れるため、1943年にはシカゴへの脱出を敢行。昼間は肉体労働をしながら、夜は地元のミュージシャンたちと交流を深めてゆく。当時のシカゴは、サニー・ボーイ・ウィリアムソンSonny Boy Williamson (1914―1948)、ビッグ・ビル・ブルーンジーBig Bill Broonzy(1893―1958)、タンパ・レッドTampa Red(1904―1981)、ビッグ・メイシオBig Maceo(1905―1953)、メンフィス・ミニーMemphis Minnie(1897―1973)といった、戦前からのミュージシャンが大きな力をもっており、ウォーターズも当初そうした流れに合わせるようなブルースも試みた。
 一方でより泥臭いミシシッピ直送の音は、主にジュー・タウン(ユダヤ移民街)と呼ばれたマクスウェル・ストリートで醸成されていた。チェス・レコードへ録音したデルタ・ブルース・ナンバー「アイ・キャント・ビー・サティスファイド」(1948)が思わぬ評判を呼び、田舎臭さを前面に出すことに自信をもったウォーターズは、さらにバンド活動を活発に行い、リトル・ウォルターLittle Walter(1930―1968、ブルース・ハープ、ギター)やジミー・ロジャーズJimmy Rogers(1924―1997、ギター)、リロイ・フォスターLeroy Foster(1923―1958、ドラム、ギター)といった気鋭の若手ミュージシャンを従え、ヘッドハンターズの名でクラブを荒す強者(つわもの)として名をあげていく。1950年代に入って、ブルース・ハープとベースをバックにした「ロング・ディスタンス・コール」がヒットし、1953~1954年にはオーティス・スパンOtis Spann(1930―1970)のロッキン・ピアノ(ビート感を強調した乗りのいいピアノ奏法)、フレッド・ビローFred Below(1926―1988)のバック・ビート・ドラム(後打ちビートによるドラム奏法)がついたシカゴ・バンド・サウンドを完成させる。深いフィーリングをを伴った思い切りのよいボーカル、ギター、ブルース・ハープは電気化され、タイトでダイナミックなバンド・サウンドは人気を集めた。さらにウィリー・ディクスンWillie Dixon(1915―1992)による特異なキャラクターを持つ楽曲(「フーチー・クーチー・マン」等)によって、ウォーターズはカリスマ性のあるシカゴ・ブルースの覇者となった。
 このころまでの代表作を収めたLP『ザ・ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ』The Best of Muddy Waters(1957)はCDになってもほぼそのままの内容を収録しており、ブルースあるいはアメリカ音楽を知るうえでは必須のアルバムである。黒人聴衆のなかでの人気は1950年代なかごろがピークだったが、1958年のイギリス公演、1960年のニューポート・ジャズ・フェスティバルへの出演(『アット・ニューポート1960』At Newport 1960(1960)に収録。ここからシカゴ・ブルース・スタンダード「ガット・マイ・モウジョ・ワーキング」が生まれた)等により黒人以外のファンを得た。ローリング・ストーンズが、そのグループ名をウォーターズの曲「ローリン・ストーン」(1950)から採ったこともあり、そのほかのロック・グループや、ポール・バターフィールドPaul Butterfield(1942―1987)、マイケル・ブルームフィールドMichael Bloomfield(1943―1981)といった白人ブルース・ファン出身のロック青年たちの父親的存在とも目され、彼らとの共演盤「ファーザーズ&サンズ」(1969)は、ロック・ファンにもウォーターズを深く印象づけるものだった。さらに1976年にはジョニー・ウィンターJohnny Winter(1944―2014)に招かれ、ブルー・スカイ・レーベルと契約した。1980年(昭和55)には来日も果したが、晩年のマディは多かれ少なかれ、過去のスタイルをなぞる演出に終始していたことは否めない。[日暮泰文]
『サンドラ・B・トゥーズ著、西垣浩二訳『マディ・ウォーターズ ブルースの覇者』(1998・ブルース・インターアクションズ) ▽Robert Gordon, Keith RichardsCan't Be Satisfied; The Life and Times of Muddy Waters(2002, Little, Brown & Company, New York)』

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