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ウスバシロチョウ Parnassius glacialis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウスバシロチョウ
Parnassius glacialis

鱗翅目アゲハチョウ科。前翅長 25~38mm。翅は白色半透明で黒色斑がある。体には黄色の長毛が多い。幼虫はムラサキケマンエンゴサクなどのエンゴサク科植物を食べる。成虫は5~6月頃出現する。飛翔はゆるやか。北海道,本州,四国に産し,中国中部にも分布する。地域変異が多い。近縁種ヒメウスバシロチョウ P. stubbendorfiiは体の毛が灰色であることから区別できる。北海道固有種で,食草はエゾエンゴサク,エゾキケマンなど。

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百科事典マイペディアの解説

ウスバシロチョウ

鱗翅(りんし)目アゲハチョウ科の1種。開張60mm内外。北海道の一部と九州を除く日本全土に分布。山地のチョウで,卵で越冬。幼虫はムラサキケマンなどを食べ,落葉や石の下で薄い繭を作って蛹(さなぎ)になる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウスバシロチョウ【Parnassius glacialis】

鱗翅目アゲハチョウ科の小型のチョウで,開張は6~7cm(イラスト)。北地寒地のものは小さい。九州を除く日本各地の主として低山帯に分布する。国外では中国中部に産する。和名は薄い翅の白いチョウを意味するが,シロチョウ科と誤解されるおそれがあるため,ウスバアゲハの新称も使われる。昔は日光に多いためニッコウシロチョウの名でも知られた。年1回,暖地では4~5月,寒地では7月に発生し,緩やかに飛び,花に集まる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウスバシロチョウ
うすばしろちょう

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世界大百科事典内のウスバシロチョウの言及

【アゲハチョウ(揚羽蝶)】より

… アゲハ類はメキシコ特産の1種を除けば大きく2亜科に分けられる。 ウスバシロチョウ亜科Parnassiinaeは中型からやや小型のものが多い。約50種がアフリカの大部分と中・南米,オセアニアを除く地域に分布し,おもに草原と森林周辺にすむ。…

※「ウスバシロチョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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