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ウッコ Ukko

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウッコ
Ukko

フィン族の雷神。名は「老人」を意味する。雷とともに雲や雨など大気現象全般を司ると考えられ,羊の肉とビールを供物として山の頂で祭祀された。供物は「ウッコの箱」と呼ばれるかばの木の樹皮でつくられた箱に入れられて翌日まで山頂に放置され,夜の間にウッコがその一部を食べると信じられ,残りは祭りの参加者が翌朝食べた。そのおり,女たちも酒に酔いしれ,多くのみだらな行為がなされたという。これによってウッコは地に雨を降らし,作物の実りを保証すると信じられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のウッコの言及

【フィンランド】より

…森の神タピオTapioは猟人の獲物を管理し,水の神アハティAhtiは川や湖を支配する。人びとは雷神ウッコUkkoに雨と豊饒を祈り求める。天地は宇宙卵より発生し,冥府トゥオネラTuonelaの川には白鳥が泳いでいると民族詩《カレワラ》は述べている。…

※「ウッコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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