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ウムラウト Umlaut

翻訳|Umlaut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウムラウト
Umlaut

インド=ヨーロッパ語族のうちゲルマン語派特有の現象で,強勢のある音節母音が次の音節のi,ī,j,uなどに同化したことをいう。例:古高ドイツ語単数 kraft (力) ,複数 krefti;古期英語で単数主格 burg (市) ,単数属・与格,複数主格 byrig。現代ドイツ語では,a,o,uに対して,ä,ö,üをウムラウトと呼ぶが,これには本来のウムラウト現象によって生じた形のほかに,類推によって生じたものもある。

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デジタル大辞泉の解説

ウムラウト(〈ドイツ〉Umlaut)

ドイツ語などで、母音の音色がそれに後続する音節の影響で変化すること。母音変異。また、変化したその母音。変母音。ドイツ語ではä、ö、üのように示す。
変母音を示す綴字(ていじ)記号「¨」のこと。

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百科事典マイペディアの解説

ウムラウト

言語学用語。変母音と訳される。母音の変音をいい,J.グリムが命名。一語の中でアクセントのあるa,o,uなどの母音が,次の音節にある母音i(ときにu)の影響をうけて調音上同化する現象。

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大辞林 第三版の解説

ウムラウト【Umlaut】

ゲルマン語、主としてドイツ語で、母音 a ・ o ・ u が後続の i または e に引かれてそれに近づいた音に変わること。また、その音。この音を文字の上で示す記号もいう。 ä ・ ö ・ ü のように二つ並んだ小点で示す。変母音。変音符。

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世界大百科事典内のウムラウトの言及

【母音変化】より

…ところが末位の複数語尾/i/が前の母音/oː/を/eː/に変質させたので,中世英語では/feːt/となり,これが現代では[fiːt]に推移した。こうした名詞の単数形と複数形との間に見られる母音交替を〈ウムラウトUmlaut(母音変異)〉と呼んでいる。これは後の前舌母音/i/が前の後舌母音/o/を前舌母音e/に変えた逆行同化の例である。…

※「ウムラウト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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