コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エコーウイルス エコーウイルスECHO virus

3件 の用語解説(エコーウイルスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エコーウイルス
エコーウイルス
ECHO virus

ピコルナウイルス群に属する RNAウイルス。腸管に寄生し,糞便から排泄されるのでエンテロウイルス (腸管系ウイルス) に含まれている。直径約 27nmで球形。 ECHOとは enteric cytopathogenic human orphanの略で,直訳すると「腸管内の細胞変性を示す,ヒト由来の孤児ウイルス」。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エコーウイルス
えこーういるす
ECHO virus

ピコルナウイルス科に属するエンテロウイルスの1種。1本鎖RNAリボ核酸)ウイルスで、直径24~30ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)、カプソメア(カプシドの構造単位)数32、エンベロープ(外被)はない。エコーウイルスには34の数字がついた血清型があるが、血清型8はエコーウイルス21型、血清型10と28はレオウイルス1型と1A型にそれぞれ変更、またエコーウイルス34型はコクサッキーA24型の抗原変異型となっている。ある型のものは、ヒトのO型血球を凝集する。アカゲザルカニクイザルミドリザルの腎(じん)細胞が培養に用いられ、検体に接種して分離する。培養細胞の変性(細胞変性効果)が認められたら、血清学的に、細胞変性阻止効果によって鑑定し、さらに、ペア血清中の抗体価の変動や有無を補体結合反応で確認する。
 エコーウイルスはenteric cytopathogenic human orphan virusの頭文字をとった略称で、無症候のヒトの糞便(ふんべん)から分離され、腸管の細胞変性をおこしながら、病原不明であるところから名づけられたものであるが、現在ではヒトに感染して、無菌性髄膜炎、発疹(はっしん)性熱性疾患、夏かぜ、下痢などをおこすことがわかっている。[曽根田正己]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

エコーウイルスの関連キーワード遺伝暗号RNAポリメラーゼ機能性RNARNA依存RNAポリメラーゼ核酸エイズRNAリボ核酸リボソームRNA肝炎ウイルス

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone