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オガデン Ogaden

大辞林 第三版の解説

オガデン【Ogaden】

エチオピアの南東部、ソマリアとの国境地帯。住民はソマリ族。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オガデン
Ogaden

エチオピア東部の乾燥地帯。ソマリアとの国境と,エチオピア東部高原(→エチオピア高原)の間に広がる荒れた平原。域内の主要河川はシェベレ川で,南西部にはゲナレ川(→ジュバ川)の源流がある。元はガラ族が居住していたが,16世紀にソマリ族に駆逐され,今日ではソマリ族の遊牧民がわずかに居住する。19世紀後半,エチオピアとイタリア領ソマリランド(→ソマリランド)がともにオガデンの領有権を主張した。エチオピアの皇帝メネリク2世は,1896年にアドワの戦いでイタリア軍を破り,東方からのイタリア軍の侵入を阻んだ。しかしイタリアは 1935年に再びソマリランドから大規模なオガデン侵攻を開始。1936年,オガデンを含むエチオピアは,イタリア領東アフリカに併合された(→エチオピア戦争)。1941年,エチオピアは自由フランス軍とイギリス軍により解放されたが,オガデンは 1948年までイギリスの統治下に置かれた。1960年のソマリア独立後,国境紛争と反政府運動がオガデンで始まった。1977年7月にソマリア軍がオガデンに侵攻したが,1978年2~3月,エチオピアはソビエト連邦など社会主義国の支援を受けてソマリア軍を掃討した(→オガデン戦争)。1980年代初めには,オガデンからソマリアに逃れた難民が 150万人をこえた。1980~90年代も政情不安が続き,有効な統治はいまだなされていない。

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世界大百科事典内のオガデンの言及

【エチオピア】より

…ほぼ10%はキリスト教徒であるが,40%はイスラムを信じている。南東部のオガデン地方のソマリ族は,〈アフリカの角〉地方に広く分布するラクダ遊牧民の一部である。イスラム教徒であるソマリ族は,エチオピア政府に反目していたが,隣国のソマリア共和国の独立をきっかけに,反政府運動を活発におこし,エチオピア,ソマリア両国の軍事衝突を招いた。…

※「オガデン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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