コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

オサガニ オサガニ Macrophthalmus abbreviatus

2件 の用語解説(オサガニの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オサガニ
オサガニ
Macrophthalmus abbreviatus

軟甲綱十脚目オサガニ科 Macrophthalmidae。甲幅 3.5cmに対して甲長は 1.5cmほどしかなく,そのうえ甲が前後に湾曲しているので,機織りの(おさ)に見立ててその名がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オサガニ
おさがに / 筬蟹
[学]Macrophthalmus dilatatus

節足動物門甲殻綱十脚目スナガニ科に属するカニ。東京湾以南、朝鮮半島、台湾、中国北部まで各地に分布し、内湾の干潟(ひがた)に斜めに穴を掘ってすむ。甲幅3.5センチメートルに対して甲長が1.5センチメートルほどしかなく、その横長の甲らを機織(はたお)りの筬(おさ)に見立ててこの和名がある。額は著しく狭く、その両側の甲らの前縁は長い眼柄(がんぺい)を収める眼窩(がんか)を形成している。眼窩外歯の後方に1歯があり、さらにその後方に痕跡(こんせき)的な1歯が続く。雄のはさみ脚(あし)は長大で、不動指は掌(しょう)部に対して直角に近く曲がっている。干潟の河口近くの軟泥地には、近縁のヤマトオサガニM. japonicusが多数生息しており、シギ類の重要な餌(えさ)となっている。甲幅5センチメートル近くの大形種で、オサガニに比較して甲幅が狭い。雄のはさみ脚は強大で、雌に向かってそれを振り上げる一種の求愛行動が発達している。左右のはさみ脚を高く振り上げるのが一般的な型であるが、紀伊半島沿岸にすむものには目の高さまでしか上げない型もみられる。分類学的には同種として扱われているが、雌が雄の求愛型を認識できることが解明されれば、将来は別種に分化する可能性がある。[武田正倫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

オサガニの関連キーワード軟甲類旭蟹岩蟹筬蟹蝲蛄猿猴蟹扇蟹拳蟹精進蟹柔蟹

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

オサガニの関連情報