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オザンファン Ozenfant, Amédée

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オザンファン
Ozenfant, Amédée

[生]1886.4.15. サンカンタン
[没]1966.5.4. カンヌ
フランスの純粋主義 (ピュリスム) の画家。 1918年に建築家ル・コルビュジエとともに『キュビスム以後』 Après le Cubismeを発表して「ピュリスム宣言」を行い,19年にはル・コルビュジエ,詩人 P.デルメらと共同で,雑誌『レスプリ・ヌーボー』を発刊した。 38年アメリカに渡り,ニューヨークにオザンファン美術学校を設立。 55年帰国した。著書『近代絵画』 La peinture moderne (1925,ル・コルビュジエと共著) 。

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デジタル大辞泉の解説

オザンファン(Amédée Ozenfant)

[1886~1966]フランスの画家・美術理論家。1918年、ル=コルビュジェとの共著「キュビスム以後」でピュリスム(純粋主義)を提唱し、その代表的な存在となった。

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百科事典マイペディアの解説

オザンファン

フランスの画家,芸術理論家。サン・カンタン生れ。建築と絵画を学び,サロン・ドートンヌやアンデパンダン展に参加。のち理論活動に傾き1915年に雑誌《レラン》を発刊,1918年にジャンヌレ(後のル・コルビュジエ)とともに《キュビスム以後》を著してピュリスムを唱道した。

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世界大百科事典 第2版の解説

オザンファン【Amédée Ozenfant】

1886‐1966
フランスの画家。サン・カンタン生れ。初めキュビストとして活躍したがこれに十分満足せず,1918年に画家で建築家のジャンヌレCharles‐Édouard Jeanneret(ル・コルビュジエ)と共に〈ピュリスムpurisme(純粋主義)〉を提唱して,明確な線および形,簡潔な画面構成を強調し,造形言語の純化を企てた。20‐25年,共同で雑誌《エスプリ・ヌーボーL’Esprit Nouveau(新しき精神)》を刊行。

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大辞林 第三版の解説

オザンファン【Amédée-Julien Ozenfant】

1886~1966) フランスの画家・美術評論家。1918年ル=コルビュジエとピューリスム運動を展開、その代表的存在となる。著「新しき芸術」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オザンファン
おざんふぁん
Amde Ozenfant
(1886―1966)

フランスの画家。故郷のサン・カンタンで素描を学び、ついでパリの美術学校の建築科に入学するが、絵画へと方向を転じ、いわばキュビスムの外周にあって、そのより純粋な、非主観的な世界を目ざす。1915年より17年まで雑誌『エラン』を発行し、ここで彼のピューリスム(純粋主義)の理論的基礎を置き、17年ジャンヌレ(後のル・コルビュジエ)と出会い、翌年、2人の共著による『キュビスム以後』でピューリスムを宣言する。その後20~25年、やはりジャンヌレとともに雑誌『エスプリ・ヌーボー』を発刊し、かたわら総合的キュビスムの厳密化というべき作品を発表。35年よりロンドン、38年以降はニューヨークに住み、ここでオザンファン美術学校を創設。第二次世界大戦後帰国し、パリに没した。[中山公男]

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世界大百科事典内のオザンファンの言及

【ル・コルビュジエ】より

…また,家は〈住むための機械machine à habiter〉であると語り,近代建築理論を導いた。 他方,1917年,画家A.オザンファンと出会い,翌年彼と《キュビスム以後》を著し,装飾に堕したとキュビスムを批判し,機械にイメージを求めて明確・簡潔な抽象造形を目ざす〈ピュリスムpurisme〉を唱える。また20年《エスプリ・ヌーボーL’Esprit Nouveau(新しき精神)》誌を創刊。…

※「オザンファン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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