オミクロン株(読み)オミクロンカブ

デジタル大辞泉 「オミクロン株」の意味・読み・例文・類語

オミクロン‐かぶ【オミクロン株/ο株】

2019年に初めて報告された新型コロナウイルスSARS-CoV-2変異株WHO世界保健機関)が指定するVOC(懸念される変異株)の一つ。2021年11月に南アフリカ共和国で確認され、世界中に広がった。日本では2022年1月から始まる感染拡大の第6波と、2022年7月から始まる感染拡大の第7波を引き起こした。
[補説]感染の成立に重要な役割を果たすスパイクたんぱく質多数の変異があり、従来株や他の変異株よりも感染力が高まっているとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「オミクロン株」の解説

オミクロン株

新型コロナウイルスの変異株の一つ。感染力は「デルタ株」に比べて強く、置き換わりが進んだことで「第6波」の要因となった。既存ワクチンによる発症予防効果は低いが、重症化リスクはデルタ株より小さいと考えられる。主流型の「BA・1」に加え、より強い感染力を持つ派生型「BA・2」も国内で確認。東京では派生型が3月中に主流になるとする専門家試算もある。置き換わりで感染状況が再び悪化する可能性があり、政府警戒を強めている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android