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オンタリオ州 オンタリオOntario

翻訳|Ontario

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オンタリオ〔州〕
オンタリオ
Ontario

カナダ東部,五大湖北側の州。東側はケベック州,西側はマニトバ州。州都はトロント。マダワスカ川,ニピシング湖,フレンチ川を結ぶ線で2つに分けられ,これより南が古オンタリオまたは南オンタリオと呼ばれる。北側は新オンタリオまたは北オンタリオ。南オンタリオ北部と北オンタリオはカナダ楯状地に,南オンタリオ南部はゆるやかに起伏する五大湖,セントローレンス川沿岸の低地となっており,地表は第四紀氷河堆積物におおわれていることが多い。1月の平均気温は南オンタリオで-12~-4℃,北オンタリオで-23~-18℃,7月の平均気温は南オンタリオで 18~21℃,北オンタリオで 13~17℃であり,年降水量は南オンタリオで 750~1000mm,北オンタリオで 375~700mm。このうち降雪は年 100~150mmほどである。南オンタリオはバンクーバー付近に次いで気候の温和なところで,セントローレンス川沿岸,五大湖沿岸に早くから居住が始った。初めはアメリカインディアンが分散して居住,フランス領時代のヨーロッパ人の居住地は少いが,1673年にフォート・カタラキ (キングストン) ,78年にフォート・ナイアガラ,1749年にフォート・ルイル (トロント) ができた。イギリス領となってもすぐに居住は始らなかったが,79年になりナイアガラ川沿いで農業が始り,81~84年になると,アメリカ独立戦争で本国に忠誠を誓うロイヤリスト (王党派) が流れ込み,ナイアガラ半島,セントローレンス川沿いに新しい町々をつくった。 91年にはアッパーカナダ州がつくられ,ナイアガラを州都とし,93年ヨーク,現在のトロントに州都を移した。州の人口2万 5000であった。ロイヤリストの影響は,アメリカやイギリスからの新たな移民で次第に消え,1867年カナダが自治領となるに及び,オンタリオ州となった。カナダ第1の工業州で,自動車,衣料,家具,食品加工,機械,電機などの工業が盛ん。また第1の鉱業州でもあり,ニッケル,銅,鉄,亜鉛,金,ウランなどを産出する。州西部では酪農とタバコ栽培,ナイアガラ半島では果樹と野菜栽培が行われる。面積 106万 8580km2 (うち湖水面は 17万 7390km2) 。人口 1008万 4885 (1991) 。

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