カピタニア制(読み)カピタニアせい

世界大百科事典 第2版の解説

カピタニアせい【カピタニア制】

ポルトガルの海上進出期およびブラジルの植民地時代に存在した開拓,入植,統治のための制度で,行政単位ともなる。15世紀に発見された大西洋のマデイラ,アゾレス,カボ・ベルデ諸島などにまず適用され,ブラジル発見(1500)の後は,1504年フェルナンド・ノロニャにサン・ジョアン島を与えたのが最初の例である。34年から36年にかけて,ブラジル植民地は15の世襲カピタニアcapitaniaに分割され,12人のドナタリオdonatárioまたはゴベルナドールgovernadorと呼ばれる世襲領主に与えられた。

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世界大百科事典内のカピタニア制の言及

【ラテン・アメリカ】より

…【染田 秀藤】
[ポルトガル領ブラジル]
 1500年,P.A.カブラルによって〈発見〉され,ポルトガル領となったブラジルはしばらく放置されていたが,その重要性が認識されるにつれ,ポルトガルの統制がしだいに強化された。1530年,王室はソウザMartim Afonso de Sousa(1500‐64)に探検と入植を命じ,植民地を15のカピタニア(カピタニア制)に分割した。サン・ビセンテとペルナンブコ以外のカピタニアの植民は失敗したので,49年サルバドルに総督府が置かれ,初代総督T.deソウザが派遣され,植民地支配に王室が直接乗り出すことになった。…

※「カピタニア制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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