コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カンエンガヤツリ

百科事典マイペディアの解説

カンエンガヤツリ

カヤツリグサ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

カンエンガヤツリ【Cyperus exaltatus Retzius ssp.iwasakii (Makino) T.Koyama】

朝鮮,中国,マレーシアオーストラリアに分布するカヤツリグサ科草本で,日本では第2次世界大戦後北海道,東北地方でむしろを編む作物材料として栽培された(イラスト)。カンゾウ(莞草)ともいう。朝鮮ワングルも本種のことである。熱帯地方では宿根多年草で,温帯では一年草湿地に生え,地下に短い地下茎があり,(かん)は三稜形で高さ60~90cm。葉の基部葉鞘(ようしよう)となって茎を抱き,葉身は幅0.8~1.5cm,上面に2稜がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カンエンガヤツリ
かんえんがやつり
[学]Cyperus exaltatus Retg. var. iwasakii (Makino) T. Koyama

カヤツリグサ科の大形の草。高さは1メートル前後になり、茎は三稜(さんりょう)形である。大形の花序が茎の先につき、黄褐色の小穂が密につく。日本では湿地にまれに生え、渡り鳥によってもたらされた帰化植物と考えられる。熱帯に広く分布する多年草であるが、日本のものは一、二年草の性質を帯びる。和名は、江戸時代の本草学者岩崎灌園(かんえん)にちなんでつけられた。朝鮮ではこれをワングル(莞草)とよび、敷き物をつくるのに用いる。[木下栄一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のカンエンガヤツリの言及

【カヤツリグサ】より

… カヤツリグサ属Cyperusは,スゲ属に次ぐカヤツリグサ科の二大属の一つで,全世界の熱帯,亜熱帯を中心として400種余りある。上記の3種のほかに,水田の雑草にはタマガヤツリ,ウシクグ,コアゼガヤツリ等があり,大型で沼に生えるツクシオオガヤツリ,カンエンガヤツリ,ヌマガヤツリ等は南方や中国大陸から渡り鳥が運んで来たものと思われる。有用植物としては,エジプトのパピルスのほかに,シチトウイのように長くまっすぐな茎をもつものが編料として利用される。…

※「カンエンガヤツリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

カンエンガヤツリの関連キーワード莞島

今日のキーワード

主婦休みの日

1、5、9月の25日。年3回。株式会社サンケイリビング新聞社が制定。主婦にはリフレッシュ、ほかの家族には家事を提唱する。年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みといった忙しい期間の後に設定されている。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android