秋穂(読み)アキホ

デジタル大辞泉 「秋穂」の意味・読み・例文・類語

あき‐ほ【秋穂】

秋の、実った稲穂

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精選版 日本国語大辞典 「秋穂」の意味・読み・例文・類語

あき‐ほ【秋穂】

  1. 〘 名詞 〙 秋の、実った稲穂。
    1. [初出の実例]「いつのまにあきほ垂るらむ草と見し程いくかとも隔たらなくに〈藤原興風〉」(出典:班子女王歌合(893頃))

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「秋穂」の意味・わかりやすい解説

秋穂
あいお

山口県中南部、吉敷郡(よしきぐん)にあった旧町名(秋穂町(ちょう))。現在は山口市の南東部を占める地域。旧秋穂町は、1940年(昭和15)町制施行。2005年(平成17)山口市と合併。周防灘(すおうなだ)に面した小半島部を占める。『和名抄(わみょうしょう)』の益必(やけひと)郷の地、中世には京都長講堂(ちょうこうどう)領の荘園(しょうえん)で、古くからの農漁村。はげ山の多かった花崗(かこう)岩丘陵の緑化も進み、山麓(さんろく)一帯にはミカン園が多い。旧町時代に役場が置かれた秋穂浦は刺網漁業クルマエビ養殖で知られる。秋穂正八幡宮(あいおしょうはちまんぐう)は中世の古文書能面を伝え、楼拝殿造の社殿は国の重要文化財。

三浦 肇]

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百科事典マイペディア 「秋穂」の意味・わかりやすい解説

秋穂[町]【あいお】

山口県吉敷(よしき)郡,周防(すおう)灘に臨む旧町。東の大海(おおみ)湾,西の秋穂湾にはさまれた半島部を占め,海岸には干拓地が広い。米,麦のほか,キャベツ,タマネギを産する。小型底引網・刺網漁業が盛ん。ノリ・クルマエビの養殖も行う。花コウ岩も産する。2005年10月佐波郡徳地町,吉敷郡小郡町,阿知須町と山口市へ編入。24.08km2。8082人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「秋穂」の意味・わかりやすい解説

秋穂
あいお

山口県中部,山口市南東部の旧町域。周防灘に面する。 1940年町制。 2005年山口市,徳地町,小郡町,阿知須町の1市3町と合体して山口市となった。東の大海湾と西の秋穂湾に挟まれた半島部にある。小型底引網,刺網漁業が行なわれ,養殖も盛んで,特産であるクルマエビの町として知られる。干拓地も広く,米,野菜を栽培。花崗岩と工業用の砂も産出。海岸線は屈曲が多く,海水浴場がある。沖合いの竹島は釣り,キャンプなどの適地

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改訂新版 世界大百科事典 「秋穂」の意味・わかりやすい解説

秋穂 (あいお)

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